- 歌ってみたの動画を投稿したいけど作り方が分からない
- 歌ってみたの始め方を知りたい
- 歌ってみたで必要なものって何?
などが気になっていませんか?
歌ってみたの動画の作り方は一度わかってしまえば簡単なのですが、初めての人には難しく感じるかもしれません。
そこでこの記事では歌ってみたの作り方をステップごとに分かりやすく解説していきます。
ステップごとにクリアしていけば誰でも歌ってみた動画を投稿できるようになります。
歌ってみた動画の作り方
歌ってみた動画の作るときには以下のようなステップになっています。
- 歌ってみたに必要な機器を揃える
- 録音をする
- MIXをする
- MIXされた音源を使って動画を作成する
- 動画サイトに投稿をする
歌ってみたに必要な機器を揃える
歌ってみた動画を作るには、まず録音に必要な機器をそろえる必要があります。
歌ってみたに必要な機器
- PC
- マイク
- オーディオインターフェース
- マイクスタンド
- ヘッドホン(イヤホン)
- ポップガード
- 録音ソフト(DAW)
必要な機器を書きましたが、最初にすべてをそろえる必要はありません。
PCはハイスペックのPCである必要はなく、普段使っているものがあればそれで問題ありません。
ポップガードもなくてもとりあえずは大丈夫です。
歌ってみた用のヘッドホンでなくても、普段使っているイヤホンでも代用できます。
録音ソフト(DAW)も無料のものがあるので、最初のうちは無料のもので大丈夫でしょう。
なので、予算を抑えて歌ってみたを始めたいという場合には「マイク・マイクスタンド・オーディオインターフェース」の3点を購入する形になります。
特にマイクとオーディオインターフェースは音源の音質に大きな影響を与える部分なので、音楽用のものを揃えた方がいいです。
スマホで録音することはできないのか?
スマホでも録音をすることはできます。
しかし、スマホのマイクの品質はあまりよくないのでおすすめしません。
そもそもスマホのマイクは通話できればいいぐらいのもので音楽に特化しているわけではありません。
クオリティの高い歌ってみたの動画を作りたいのであれば、PCとマイク、オーディオインターフェースを使って録音をしましょう。
「音質が悪くても、とにかく歌ってみた動画を投稿してみたい」という場合にはスマホでも大丈夫です。
録音をする
歌ってみたに必要な機器をそろえたら次は録音になります。
歌ってみたの録音をするときの流れは以下のようになります。
- 録音ソフト(DAW)をインストールする
- 歌いたい曲のカラオケ音源を録音ソフト(DAW)に読み込ませる
- 録音する
録音をするときには、一発撮りではなく切り貼りするのが一般的です。
Aメロ、Bメロなどの区切りごとに何テイクも録音をして、うまくいったものを組み合わせていくという形で1つの音源にします。
失敗しても何回も録音しなおすことができるので、あまり緊張せずに思いっきり楽しく歌いましょう。
ハモリが欲しい場所には、ハモリパートの録音も済ませておきましょう。
カラオケ音源を用意するときには著作権に注意
ボカロ曲の歌ってみたであれば、ボカロPがカラオケ音源を用意していることが多いです。
作者のホームページやピアプロなどで探してみましょう。
注意が必要なのは、J-POPなどのメジャーで流通している曲です。
CDにボーカルが入っていないカラオケ音源が含まれていることがありますが、その音源を使って動画投稿はできません。
専門的な話になりますが、著作隣接権の侵害となる可能性があるからです。
二次創作での利用がOKなカラオケ音源がない場合には、カラオケを作成するところから始める必要があります。
MIXをする
録音した音源をそのままカラオケと合わせて動画にしてアップすることはできます。
しかしクオリティの高い歌ってみた動画にしたいのであればMIXをしましょう。
例えば、
- カラオケ音源と声の音源のバランスが悪く聞きにくい
- ピッチがずれていて下手に聞こえる
- 声が曲になじんでいない
などを問題を直すことができます。
きちんとMIXをすることでグッと歌がうまく聞こえるようになります。
実際に歌ってみたの動画を出している人のほとんどはMIX師に依頼しています。
動画の概要欄に「Mix:○○さん」みたいな感じで書かれているのを一度は見たことはありませんか?
正直な話、きちんとMIXされた動画の中にMIXされていない動画があると、クオリティの低さが目立ってしまい伸び悩む原因にもなります。
MIXをするには専門知識が必要になるので、MIXのやり方がよくわからない人はMIX師に依頼をしましょう。
MIXされた音源を使って動画を作成する
歌ってみたの動画は大きく分けると2つのパターンがあります。
- 本家の動画を使う
- オリジナル動画を作る
本家動画を使う場合
一般的なアーティストの場合、動画の使用を認めていない場合がほとんどですが、ボカロの場合は動画の使用も認めているボカロPは多いです。
もし本家の動画を使用する場合には、ボカロPが許可をしているのか必ずチェックをしましょう。
許可されているか分からない時は動画を勝手にダウンロードして使うのはやめましょう。
実際のところ歌ってみたで収益を上げていない趣味の動画であれば、訴えられることはなく実質的に黙認されているケースがほとんどです。
本家の動画をダウンロードしたら動画編集ソフトを利用して動画の音源を自分の歌ってみた音源に差し替えます。
オリジナル動画を作る場合
オリジナル動画を作ることで他の歌ってみた動画との差別化を図ることができます。
オリジナル動画を作成を依頼する場合にはお金がかかってしまいますが、動画を伸ばしたいと考えているなら投資して損はありません。
オリジナル動画を作る場合には
- イラスト作成依頼
- 動画作成依頼
の2段階に分かれます。
イラスト作成から動画作成までやってくれる人もありますが、その分値段が高くなる傾向にあります。
動画のイラストは、自分のイメージキャラクターやイラストがあるなら、そのキャラクターを利用して本家のパロディイラストを作るのが一般的です。
イラストが出来上がったら、動画師にそのイラストを使った動画の作成を依頼して、自分の歌ってみた音源と合わせてもらいましょう。
趣味でやるなら「1枚絵+歌詞入れ」の動画が一般的です。
これなら1~3万円で作成することができます。
※依頼する絵師や動画師のレベルによって料金は大きく変動します。
めちゃくちゃ動くアニメーション動画を作ることもできますが、その場合は安くても数十万円、高い場合だと100万円以上かかることもあります。
歌ってみたで歌で勝負するということを考えると、そこまでの動画は作らなくていいと思います。
動画サイトに投稿をする
動画を作成したらあとは動画サイトに投稿するだけです。
歌ってみた動画がよく投稿されているのは「YouTube・ニコニコ動画」です。
同じ動画を複数の動画サイトに投稿しても問題ないため、露出を増やすためにも複数の動画サイトに投稿をしましょう。
動画を投稿するときのポイント
- 著作権に気を付ける
- 歌ってみた動画であることをはっきり書く
- 協力者の名前を記載するのがマナー
著作権に気を付ける
非営利で歌ってみた動画を出す場合にはトラブルになることはほとんどありませんが、余計なトラブルを避けるためにも著作権については注意した方がいいです。
YouTube・ニコニコ動画は運営会社がJASRACと契約しているので、JASRACに登録されている曲であれば投稿しても問題ありません。
しかしボカロPによってはJASRACなどの管理会社と契約していないこともあります。
その場合にはボカロPのSNSやブログなどで二次創作について記載されているかを確認しましょう。
歌ってみた動画であることをはっきり書く
動画を投稿する際には、タイトルに「歌ってみたやカバーである」ことを明記することが基本です。
公式の動画のように勘違いさせるとクレームが来たり、コメント欄が荒れる可能性があります。
あくまで本家の歌を歌わせていただいている立場になるので、誤解されるような動画タイトルをつけるのは控えましょう。
協力者の名前を記載するのがマナー
歌ってみたの動画では制作に協力してくれた人の名前を記載するのがマナーになっています。
例えば、MIX師、絵師、動画師など制作してもらった方の名前を記載しましょう。
SNSを運用しているのであれば、そこへのリンクを張ると親切です。
制作を依頼するときに明記することを条件とされる場合もあります。
しかし、明記する条件で契約していない場合でも、特別な事情がない限り名前を載せるのが一般的です。
逆に自分で制作した部分に関しては、その部分に自分の名前を書くようにしましょう。
- Vocal:自分の活動者名
- Mix:自分の活動者名
- Illust:自分の活動者名
のような感じです。
歌ってみたの作り方のまとめ
この記事では歌ってみた動画を制作するときのステップを紹介しました。
まず、PC、マイク、オーディオインターフェース、ヘッドホンなどの録音機器を揃え、録音ソフト(DAW)を使って楽曲を録音します。
録音後、MIXを行うと音質が向上し、専用のMIX師に依頼するとクオリティがさらにアップします。
次に、MIX済みの音源を使い、オリジナル動画または許可された本家動画を編集し、YouTubeやニコニコ動画に投稿します。
投稿時には著作権に注意し、協力者の名前を記載するのがマナーです。
最初のうちはとにかく投稿することを目指して、やっていきましょう。